今週の土曜日、というか、明後日、大原社会政策研究会で報告します。今年度、計画中の研究所叢書に書く予定の原稿の準備報告です。

2017年5月27日(土) 15時20分〜
法政大学多摩キャンパス大原社会問題研究所会議室
金子良事「戦時期における人口政策、労働政策、国土計画の有機化」

チラシはこちらになります。

本当は準備を進めるべきで、こんなものを書いている時間はないのですが、やっぱり宣伝です。報告内容は社会保障人口問題研究所の館文庫の資料を使いつつ、大原にある協調会や旧労働科学研究所の資料を一部使って、お話しするつもりです。

ざっくり言うと、戦後の社会保障=福祉国家の前提が戦時期に出来ると考えて、その内実を探ってみようというものです。ここまでだと割と常識的なんですが、それを厚生省とかからだけで考えるのではなく、内務省とか企画院とかそういう大きい文脈で位置づけ直そうということです。特に、戦後の社会保障はある時期までケインズ的経済政策、政府がかかわる経済成長と一体ですから、経済政策とも関係します。ちょっと今までの研究は厚生省に批判的な、優生政策(批判)に偏っていた感じがあるので、それとは別の視点を打ち出します。

とはいえ、準備報告なので、先行研究とかは十分に読み込めていないので、その辺は課題です。今の時点では、御厨先生の『政策の総合と権力』『戦後をつくる』とか、日本経済史の戦時期研究、うちの諸先輩がやった協調会研究などが関わってくるなあと思っています。それから、国際的な大きな枠組みで言えば、Alison BashfordのGlobal Populationも関係あるし、そこからインテレクチュアル・ヒストリーつながりでは鈴木貞美『生命観の探求』とかも関係あるでしょう。

ここまでだったら、別にブログで宣伝する必要はまったくないのですが、研究会の前後にでも、社会政策、社会保障、福祉国家の歴史研究に関心がある方と、少し今後のことを相談したいなと思っています。

まだ具体的に書けないのですが、研究会よりも少しフォーマルな形を考えています。特に若い大学院生とか、歴史研究は冷遇されていたり、そもそも相談する相手がいないというようなことも少なくないと思います。そういうところをサポートできるような仕組みを作って、歴史研究を盛り立てていこうということです。ですから、敷居は本当にあげません。そういう関心をもっていらっしゃる方はぜひいらしてください。そういうことなので、出来れば飲み会までいらっしゃれるといろいろお話し出来そうです。飲み会は橋本です。

準備の都合があるので、私のアドレスまで所属とお名前を添えたメールを下さると助かります。アドレスはryojikaneko@gmail.comです。


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