土日はいくつかの教育社会学?の本を読みました。とりあえず、忘れないようにメモ。このエントリ、完全に自分用なんで、悪しからず。

苅谷剛彦『学校・職業・選抜の社会学』
志水宏吉『学力を育てる』
藤田英典『子ども・学校・社会』
藤田英典『教育改革』
藤田英典編『誰のための教育改革か』

というか、積読を解消しただけです。よくありました。他に苅谷先生の階層本もこの前、掃除したときに、ここにあったのかと思ったんですが、あったと思った場所を記憶違いしていて、今は見つからず、したがって、読めませんでした。

苅谷先生の本は、事例の位置づけがよく分からなくて、どうも違和感がありました。私の馴染みのあるものは、まず、事例がどういう意味を持っているかの説明をします。まあ、現状調査は調査対象の匿名性が大事なので、あんまり詳しくは書けないという制約も分かりますが、どういうタイプでという説明は一応、あります。マクロの話とミクロの話がいったり来たりするのと、急にデータの分析から、横文字の社会学者の名前が出てきて戸惑いました。モノグラフだから納得せい、というところなんでしょうか。

いや、最初から藤田先生の『子ども・学校・社会』のように、文明論に近い次元で話してくれれば、それはそれで分かるんです。藤田先生の本は私には読みやすかったです。この本を途中まで読んだだけでは、よい意味でいったい何の専門家なのか、分からなくなってしまう(笑)。文化社会学的な考察とか、尾高先生の職業社会学への考察とか、おそらくその道のプロもびっくり。

その他に学説史整理の二本。
教育社会学研究の半世紀
「階層と教育」研究の今日的課題

若い頃のパス解析を使った論文
学歴達成の規定要因 : パス解析の応用例
学歴の経済的社会的効用の国際比較

『子ども・学校・社会』の最終章をさらに膨らませた
教育・国家・コミュニティ : アーミッシュの文化と教育を手がかりに

も読みました。

『教育改革』に繋がる「共生」の原点はひょっとしたら、アーミッシュの話があるのかもしれません。これはひとつの優れたモノグラフですね。アメリカのコミュニティ文化というのは、それこそ、トクヴィルも指摘したわけですけれども、これをどう考えるか重要な課題で、実はちょっと私も考えようと思っていたところです。そして、この「共生」の考え方は志水先生の『学力を育てる』の方にも繋がっていけますね。書き方の問題なのか、それとも姿勢の問題なのか、分かりませんが、ご自分の経験を軸に置かれているのは私はとても重要なポイントだと思います。

ところで、最近の藤田先生のもの
誰がどのようにケアするのか? : 変動社会における少年犯罪・教育・社会福祉(視聴覚教育法)

などを読んで、なんとなく森さんがブログで書かれている問題意識と繋がってきました。後は単著と本に書かれた論文なども数編、重要そうなのがありましたが、上にあげたもののなかに学説史整理も含まれていたので、大体の雰囲気はつかめたので、門外漢としてはよしとしましょう。
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