レジュメを研究所においてきて、怪しい記憶で書くしかないんですが、次に研究所に取りに行く日ではもう絶対に忘れてるので、とりあえず書いておきます。というか、これ、完全に私の備忘録です。本当は全部、実名にして、非公開にしようかとも思ったんですが、それも面倒で、感じが悪いので、こんなところになりました。

初日は20分くらい遅れましたが、谷本報告の途中から間に合いました。谷本先生の報告も榎さんの報告も基本的には主婦を作るって言われるけど、女の人は昔から働いてるよねっていうのがメッセージで、そこからフロアとのやりとりで、家事時間、余暇時間、労働時間の絡みなんかで議論してました。森先生、小野塚先生あたりの論点。このほかに大沢先生や二村先生が発言され、さすがにジェンダー部会と労働史部会の共催だけあって、有意義であったと思いました。ただ、個人的にはみんな知っている人なので、きわめて既視感が強いのは否めなかったです。榎さんの労働市場の話は随分、丸めてあって、修士のころの私だったら三瓶孝子、千本暁子といった当該分野でよい研究をやりながら婦人研究と関わった瞬間に水準を落として語りだした姿とダブって見えたと思いますが、異分野の人に理解してもらうということはそういうことかもしれないと思えたのはきっと私も成長したのでしょう(笑)。ただ、全国的市場という概念は極めて誤解を招きやすい概念ではないかという気がしないでもないですが。議論した方がよかったのかな。

お昼は熊沢さんと岡田さんとご一緒しました。久しぶりにお話できてよかったです。この一日の展開を書くと面白いけど、怒られそうな気がするので、我慢します。飲み会である人から、周りの人のこと書いたら危ないよね、という話をしていましたし。

午後からは共通論題。井深ホールは立派でした。あんな広いホールの真中から質問できたのはよい思い出です。ただ、現代女性キャリア研究所というのを言い忘れました。失敗。

そして、今年は石原ゼミ等で一緒だった桝田君が学会奨励賞を取りました!おめでとう!とても、嬉しいです。

夜の懇親会では谷川さんから声をかけていただいて少しお話しました。ありがとうございます。数日前に私が彼女の論文を取り上げたのが縁だったようです。全然、面識もなかったんですが、修士は小樽商大の金さん(というのは金さんご本人から伺いました)、その後上原さんについていたそうで、ああなるほど手堅い実証をするわけだと深く納得した次第でした。もう少し時間ができたら、改めて丁寧に読んでみようかなと思っています。そのときはまた、読んでください。そうして、諸先輩方と二次会へ。私の場合、これが楽しみで学会に行ってるんですね。今年は秋に合同合宿に呼んでもらえることになりました。それもまた楽しみです。

二日目。上原さんと地下鉄でばったり、お会いして、久しぶりにお話ししました。上原さんはまだ鹿児島にいらしたころ、内地留学で東大にいらっしゃっていて、その最後の時期に私も研究会等でご一緒させていただきました。そういえば、あの頃は産業労働部会ももう少し活発で、そんなに予行演習するのかというくらい練り上げてやっていました。白井先生が幹事だった最後の頃で、二回くらい青山の近くで飲んだ気もします。最近は私も部会の予備研究会にはどれもすっかりご無沙汰しております。

午前中は五石さんと岩田先生グループの貧困研究の話を聞きに行ってきました。初日、私が質問したのは地域主体でやるときに生存権保証はどうするんだということだったんですが、そのとき、栃本先生から国家がなくなるわけではない、国家が最低水準は保証するという回答をいただきました。じゃ、その水準はどう決めるんだという話が重要なんですが、そこはまさにこの二つの発表のような地道な研究の独壇場、これこそが大げさにいえば社会政策学会の底力なんだと思っています。それにしてもいつもは怖い先生方もみんな岩田ファンなんだと納得しました(笑)。この数か月身近で接する機会が多かったわけですが、岩田先生はお弁当を食べてる時も会議も学会報告も、どなたに対しても同じで自然でした。

午後は上原さんが座長の職業訓練の部会。面白かったです。素直に事例が勉強になりました。ちょっとレジュメを見ないと内容を書けないですね。ただ、上原さんがかなり上手に質問と時間をコントロールして、全体として統一(する一歩手前)まで行ったと思います。あと1時間くらい議論したら、もっと面白かったでしょう。ただ、大会の時間制約と人数の多さからすると、考えられる最高の状態だったんじゃないでしょうか。あと一回くらい別の視点から企画して煮詰めたら、その次はよい形で共通論題に出来るような気もしました。ここに書いたら全然密かではないけれども、ちょっと理論科研の方の動きと絡められないか、考えてみたいです。

裏番組の木下さんは聞きに行けなかったのですが、そのあと1時間ほど話しました。お昼も食べてないとおっしゃってたのにずいぶん、付き合わせてしまって申し訳なかったです。ただ、最近、考えてることをお互いに話し合ったりしました。もちろん、中心に見てる歴史的事実群は違うので、多少の違いはあるんですが、大きい流れについてはわりと一致することが多いんです。

木下さんが帰った後、名古屋の方とお互い待ち時間だったので雑談しました(初対面だったので、名前を出していいか分からないので、あげません)。その雑談の中で学会に女性が多くなりましたねと言われました。日ごろ、私は守衛さん以外の男性と話さないことの方が多いので、あんまり感じませんでしたが、学会の雰囲気は変わってきたかもしれません。知り合いも多くなり、学会で見かける顔もだいぶ、覚えました。そして、誰も私を知らないだろうというのもそろそろ通じなくなってるかもしれません。それは嫌だな。というか、私が認識している人以上に私を認識している人が多いような気がして、下っ端のくせにそれは失礼だなと感じるところがなきにしもあらずです。
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