そう言えば、いつもだったら、社会政策学会のレポートを書くのですが、例年、そんなことをやっているのをすっかり忘れてまして、今日は出席はしていましたが、源氏物語の本を読んでました。楽しみにされていた方、すみません。

今年の学会はほとんど学問的な話をしませんでした。唯一の面白い議論は、懇親会で高知県立大学の青木さんと50年代の八幡の青空の見える労務管理、工場長の話をしたことでしょうか。要するに、工場長は標準原価が導入されてしまったので、それまでの秘儀であった予算づくりが全部、明らかになってしまい、現場の力が吸い上げられた点が大きい変革であった、という話をしたら、でも、標準原価はその後現場の計画値、目標管理に揺り戻しがあるという点を指摘されました。でも、たぶん、それは運用上の問題で、はっきり数値化されている時点で逆コースではない、という風にお話ししたら、それはそうだね、という話になりました。なかなか重要な問題だと思います。別に許可を取っていないけど、意外に重要な議論だと思うので、シェアしておきましょう。

それはそうと、今日は初めての告知です。明日はゴードン先生の『日本労使関係史』の合評会をやります。場所は青山学院大学です。報告のメンバーは菅山真次さん、石塚史樹さん、それから私の三人です。そして、討論者は訳者の二村先生。菅山さんはレジュメ、石塚さんは途中原稿をそれぞれ読ませていただいていますが、割と面白いセッションになるんじゃないかなと我ながら思っています。フロアにはおそらく、市原博さんや吉田誠さんが参加してくださると思いますし、なかなかうるさい豪華メンバーが集まるんじゃないでしょうか。

私のフル・ペーパーは後で公開してもいいんですが、ブログや書評に書いたことも踏まえてはいるものの、さすがに新しい論点も入れてます。それは1970年代と1910年代の異同をどう理解するかという話です。それってどういうことなの?というのは明日のお楽しみということで。

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