皆様、あけましておめでとうございます。

昨年は一昨年からの懸案であった賃金の歴史本『日本の賃金を歴史から考える』を上梓することが出来ました。ありがとうございます。研究書として出版したわけではなかったんですが、何人かの方からは高く評価をいただき、本当に有難いとただただ感謝あるのみでした。2011年の年末以来、東日本大震災の復興を支援する活動を続けて来ましたが、本の出版以来、賃金の歴史研究者として求められることが多くなりました。研究者として今、何がもっとも必要とされ、なすべきことなのか。それは震災以来、一度も忘れたことはない問いかけです。

春闘までは賃上げをすることがどうして必要なのかを説いていくことになるでしょう。それと同時に組合を中心に(人的なつながりがそこにあるので)、労働問題などを考えて行く学習会を積み重ねることが必要になってくると思います。ただし、それは必ずしも組合関係者だけに限定する必要はないとも考えています。

もちろん、今、被災地は重要な岐路に立っています。私がずっと通っている大槌も近いうちに激震が走るでしょう。そのときのために出来る限りの準備を進めています。すべき準備がよく分からないので、じつはものすごい焦っていましたが、なるようにしかならない。時が来れば、やるべきことは定まるでしょう。というのが、ここ数日の気分です。

研究の方は、年末までは労使関係の歴史を書くか、社会政策の歴史を書くかということで迷っていました。しかし、今は社会政策の歴史を書こうと考えています。ただし、形式はあくまで『日本の賃金を歴史から考える』と同じ一般の方向けにしたいと思います。なんか大学院時代から一番よく私の書いたものを読んでくれている先輩が今回の本で驚いて、こんなに分かりやすく書けるんだったら、これで行けばいいんじゃないといわれたこともあります。もともと、私は研究は人にわかるよりも、自分が分かったことを書くというスタイルでやってきたんですが、それはもう不要ですね。とはいえ、これは一年以内に完成するというのは難しいでしょう。でも、少しずつ積み重ねていくつもりです。

いずれにせよ、焦らずノンビリ行きたいと思います。このブログもゆるーく続けて行きますので、皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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