今年の学会はほとんど印象に残ってないんですね。強いて言えば、田中拓道さんが切れる人なんだなというのが印象に残りました。私が思っていたフランスの印象と近くて、個人と連帯が対比的で、その連帯こそが社会的なものなんだな、という印象でした。やっぱりフランス革命だよね。それにしても、Mさんが紹介してくださってれば、議論できたのに、残念でした。あとは二日目の午前中、松村グループの産別賃金交渉の話を聞いていましたが、なんだかんだいっても、労使関係研究はまともですね。勉強になりました。もう少ししたら、労働組合の皆さんにも需要がありそうなので、産業別賃金交渉をちゃんと勉強し直します。

そして、驚いたことに、ブログ読んでます、という人が何人かいて、そりゃ先方は読んで下さってるんだから、当然なんですが、私のことを知っていて、私は全然、知らないという状況でした。みなさん、お願いだから、facebookで友達申請して下さい。

そうそう、共通論題なんですが、別に日本を無理して入れなくてもよかったんじゃないかなと思いました。問題は玉井先生の報告内容云々ではなくて、結局、歴史、思想をやっている人がいないから、みんな、彼が報告するということになっちゃうんですよね。それだったら、木村周市朗先生にドイツをやってもらうとか、菅沼さんにデンマークをやってもらうとか、日本なしでも面白かったんじゃないかな。あと、アジア国際交流はそれ自体は否定する気もないし、韓国の話は学会でもいろいろ聞くようになったから、よい面もあると思うんだけど、大雑把に言って、研究戦略的には失敗だったんだなあと感じました。ヨーロッパやアメリカを歴史的に勉強する方がコスト・パフォーマンスがいいよな、たぶん。それに学会は韓国人の方もいっぱいいるし、韓国の研究をやってたりするから、それを摂取すれば十分な気がする。

にしても、社会学系社会政策の社会学が何を対象にしているのかさっぱり分からん。全然、日本社会が見えてこない。かといって、理論的なわけでもないし。あれは本当に大いなる謎です。

人口問題を社会的な視点から切り込むのはいいけれども、人口問題は国家的なレベルの話になってしまうから、個別の社会を捉えるには筋が悪い。というのは、玉井先生、杉田さんの話だけじゃなくて、この前の月例研究会で発表したうちの兼子さんの話にもつながるけど、マクロで社会を捉えようとするのは実証的にはかなり厳しい。それこそ小熊さんのように大きな物語を書いちゃうしかないよね。

ちなみに、今、何を研究しているんですかと聞いて下さったのは、小樽の金さんだけでした。なんだか学会に行ったのに不思議な感じだな。
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