連合総研の市川さんから再びコメントをいただきました。広く皆さんに共有していただきたいので、ここであらためてエントリを起こし、引用させていただきましょう。

2012年のILO総会の条約勧告適用委員会でスト権が議論になって、1926年の委員会発足以来初めて個別審査ができなかったという事態になった時、私はまさにその委員会の労側委員の一人でした。この論争はご存じの通り、そもそもILOの条約・勧告にはスト権についての明文的な記載はなく、従来から87号条約の団結権と密接不可分であり、当然の推論としてスト権がある(inextricably linked to and an inevitable corollary of)と解釈されてきたことに使用者側が噛みついたというのが発端でした。この拠り所がなければスト権が認められない国が多いのはご承知の通りです。この委員会の労側会議で、スト権が法律で認められている国の委員に手を挙げさせたら、半分もいませんでしたよ。この問題に関して労側委員は、個別審査ができなかろうが総会が中断しようが、一切妥協しなかったのです。その時、私はつくづく憲法でスト権が守られてる日本の労働組合(自分自身のこと)は甘いなと思ったのです。多くの国の労働組合にとってスト権は生死にかかわる重要問題で、今日本の労働組合がそれを忘れているとしても、いえだからこそ、ただ簡単に「スト権のあるなしは関係ない」なんて言ってほしくなかった。それだけです。


コメントをしようかなと思ったのですが、歴史家根性で、これは加工せずに資料として提示した方がよい、と感じたので、多くを語らず、そのまま引用だけにします。こういう話がひろくいろんな人に伝わるといいですね。世界は繋がっているのです。そして、ここはグローバルではなく、古式ゆかしき「連帯」と呼びましょう。

それにしても、関口ゼミのみんなへの回答から始まって、今回の一連の話まで読んだら、相当に勉強になりますねえ。今度はそういう若人たちを組合はちゃんと確保しないと。
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