POSSE誌30号、いただきました。POSSEのみなさん、いつもありがとうございます。

最近、今野さんも『求人詐欺』を出され、今回の最初の論文もまさにそのテーマです。そのあとに、藤田さんたちの「下流社会」関連の座談会が続いていきます。サッと全体を眺め渡して、やっぱりキャッチ―な「求人詐欺」「下流社会」「ブラック社労士(ないしブラック士業)」「ブラックバイト」などが並んでいますが、それらをみていて、ブラック企業の「ブラック」という表現をめぐって議論されていたときのことを思い出して、POSSEは関係者にスティグマを与える危険性があっても、社会的な関心を得るように、問題提起していくという方向に決めたんだなと思いました。もちろん、その方法にメリット、デメリットはあるでしょうけれども、彼らはその覚悟を決めてやっているということでしょう。

あんまり社会政策が活躍する時代というのはろくでもないというのが私の意見なんだけれども、POSSE誌を読んでいると、いよいよ現代は古典的な貧困問題と労働問題を中心とした社会政策が重要な時代だというのを感じざるを得ないですよね。POSSE誌のよいところは、圧倒的な現場情報とそれに基づく政策提言だと思うんだけれども、次はもう少し、そういう情報を鳥瞰するような入門的な学問の紹介があるといいなという風に思いました。たぶん、仁平さんの連載は、若者に学問を近づけようとする一つの試みだったとも言えるんだけれども、ああいうスタイルではなくて、もうちょっとだけ固い感じのもの。言うは易く、行うは難し。ただ、そこがあると、もう一歩、深みが出ると思うんだよな。やれるとしたら、対談とか、座談会かな、そういうテーマを設定した。
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